茨城県土浦市でボルボをはじめとする輸入車から国産車までの修理・予防整備を常に考えながら仕事をしている整備工場です
2019-04-15

ETCの電源消失

ボルボXC60をお乗りのお客様より高速道路のゲートが開かず、見てみるとETCに電気が来てないみたいなので診て欲しいと来社いただきました。

現車を確認するとETCの電源ランプがついていないので、ETC本体が仕事を放棄しています。ETC本体の故障か電源ゲーブル関連の不具合のどちらかが考えられます。取り敢えず、ETC本体まで電気が来ているか確認します。ETCはPanasonic製。Panasonic製はバッテリー電源とアクセサリー電源の2つを使用しているのがほどんどです。各電源をテスターで観てみるとバッテリー電源コードの方は通電していますが、アクセサリー電源コードの方は通電していません。アクセサリー電源系に不具合がありそうです。

過去にパワーアウトレット(シガーソケット)がショートしてしまい、ヒューズが切れてしまった事例を思い出だしました。お客様に最近スマホ等の充電などでパワーアウトレットを使用したかをお聞きしましたが、使われてないとの回答でした。パワーアウトレットに電気が来ているか調べると、来ていないのでヒューズ切れの原因が濃厚です。パワーアウトレットのヒューズを確認すると、やはりヒューズが切れていました。

ヒューズを新しいものに交換してETCを確認すると電源ランプが点灯し、ETCが仕事に復帰しました。

今回は充電器等をパワーアウトレットで使用していないのに、なぜヒューズが切れたのか?

推測ですが…
通常写真(写真は別のXC60)のようにシガー・アクセサリーポートプラグ(蓋)が付いています。しかし現車はこのポートプラグがないことから何かの金属がパワーアウトレット内に入ってしまいショートしたのではないかと考えられます。

お客様にパワーアウトレットを使用しないのであればポートプラグ使用していただくようお願いをしてお仕事を完了しました。この度はお仕事をいただき、有難うございます。

このブログを読んだお客様も金属のポート内誤侵入やお子様のいたずら防止等に有効ですので、アウトレットを不使用の場合はアクセサリーポートプラグを使用して下さい!

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