茨城県土浦市でボルボをはじめとする輸入車から国産車までの修理・予防整備を常に考えながら仕事をしている整備工場です
2023-05-20

快適な車内空間へ

5月に入りとても暑い日が続くようになりました。そんな暑い日が続く中、「エアコンから冷たい風が出てこない」との理由でエアコンリフレッシュのお仕事をいただきました。

今回、エアコンリフレッシュを今回の作業する車両はTOYOTA ノアになります。早速、現状を確認すると送風温度は27.9℃と全く冷えていません。診断をしてみるとエアコンガス不足でエアコンの効きが悪くなったみたいです。エンジンルーム内のカーエアコンのコーショステッカーを見るとこの車両のエアコンガスの規定量は750gとなっています。ACガス規定量の750gを充填するように設定をしてお車にエアコンマシンを接続します。

まずは車両からエアコンガスを抜いていきます。抜き終わったら回収したエアコンガスに含まれるコンプレッサーオイルや不純物を分離をしてエアコンガスのリフレッシュ(再生)をします。 リフレシュの次の工程は真空引きを行います。20分かけてしっかりと真空引きをすることでエアコンの配管内の水分等を除去します。真空引き終了後にエアコンガス漏れの点検を行います。*ガス漏れが分かった場合には作業を中断し不具合の修理となります。
真空引き及びガス漏れチェックの後は、コンプレッサーオイル・蛍光剤及び規定量の134aガスを充填します。最後にバルブコアの漏れチェックをして作業終了です。

作業結果はプリントアウトされます。今回のノアは規定量750gに対して回収したエアコンガスは88gで不足量は662g不足していました。終了後、吹き出し口の温度を測るとの6.3℃の更に冷えた風が出るようになりました。これで暑い夏でも快適な車内空間で運転が出来るようになりました。

この度はお仕事を頂き有難うございます。

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